男性更年期障害の症状のセルフチェックを専門医が解説

「前のように頑張れなくなった」
「不安を感じることが増えた」
そんな症状に悩んでいませんか? もしかしたら、それは男性更年期障害の症状かもしれません。

男性更年期障害は、加齢とともに男性ホルモンが減少することで身体的・精神的症状が現れる病気です。自覚症状がない人も多く、放っておくと日常生活に支障をきたす可能性もあるため、適切な治療が欠かせません。

この記事では、男性の更年期障害をセルフチェックする方法やその初期症状などについて紹介していきます。あらゆる身体症状や精神症状に悩んでいる男性はぜひ参考にしてくださいね。

目次

すぐにできる!男性更年期障害の症状のセルフチェック

下記の症状がいくつか当てはまり、日常生活に支障が出ている場合は、専門医の診察を受けることを考えてみてください。

  • 3か月以上続く強い疲労感や無気力感
  • 気力・集中力が低下した
  • 性欲低下や勃起不全が気になりだした
  • 気分の落ち込みやイライラが増えた
  • 明らかな体力低下や体重増加を感じる
  • 睡眠の質の低下を感じる

症状が悪化すると心血管疾患や糖尿病などの重篤な病気を引き起こしたり、精神的な問題の深刻化を招いたり、あらゆるリスクにつながります。

男性更年期障害の初期症状は何がある?

上記の症状にピンとこない方は、日常生活で下記のようなことを感じていないかチェックしてみるとよいでしょう。

  • 最近すぐに疲れてしまう
  • 朝から活気がない
  • スケジュールをこなすのが億劫…
  • 物事の判断に迷うことが増えた…
  • 得意だったスポーツがうまくうかない…
  • 性交を楽しめなくなった
  • お酒に弱くなった…
  • 涙もろくなった
  • 緊張しやすくなった
  • 些細なことにイライラするようになった
  • 睡眠が浅くて、夜何度も目が覚める
  • ひげの伸びが遅くなった
  • 運転中に反射神経が低下した

男性更年期障害の初期症状は個人差がありますが、放置すると症状が悪化する可能性があります。もし不調が続くようであれば、できるだけ早く専門医に相談することが大切です。

男性更年期障害の症状をセルフチェックする3つの方法

男性更年期障害をセルフチェックする際は、AMSスコア(男性更年期障害質問票)や病院や製薬会社のWEBサイトで行えるチェック表を使用するのがおすすめです。

より細かく検査したい場合は、自宅で行えるホルモン検査キットを活用するのもよいでしょう。

それぞれのセルフチェック法について解説していきます。

男性更年期障害のセルフチェック法①:AMSスコア(男性更年期障害質問票)

AMSスコア(男性更年期障害質問票)とは、男性更年期障害の可能性を簡単に評価できるチェックリストです。

身体症状や精神症状の項目を評価し、各質問に対して「なし」「軽度」「中等度」「重度」「きわめて重度」の5段階で回答します。

全項目の合計スコアが高いほど、男性更年期障害の可能性が高いと考えられます。

男性更年期障害のセルフチェック法②:病院や製薬会社提供のWEBチェック

病院や製薬会社のWEBサイトで行えるチェック表を活用するという方法もあります。

チェック表の内容は①のAMSスコア(男性更年期障害質問票)を参考にしているケースが一般的です。

回答すると結果が得られるため、自分の状態をすぐに知りたい方におすすめです。

男性更年期障害のセルフチェック法③:ホルモン検査キット

ホルモン検査キットとは、髪の毛などからホルモン量を測定し、更年期に関する悩みに専門家が寄り添うプラットフォームです。痛みや感染症のリスクがなく、自宅で手軽に検査できるのが特徴です。

あるサービスでは、髪の毛を10本送ることでホルモンの量を数値化し、4つの段階で評価します。その結果に基づいて、専門家からのアドバイスや自分にぴったりのケア方法を提案してくれます。

自分のホルモンバランスを知りたい方や、より精密に検査したい方におすすめのサービスといえるでしょう。

男性更年期障害の症状をチェックしたい男性は東京ハブクリニックへ

男性の更年期障害に特化した東京ハブクリニックでは、経験豊富な鴨下一郎院長が、患者さまの健康を第一に考え最適な治療法をご提案します。

長年の経験に基づいた専門的な知識で、一人ひとりの症状や背景に合わせたオーダーメイドの治療をご提案します。

男性更年期障害の症状をチェックしたい方は、ぜひ一度東京ハブクリニックにいらしてくださいね。

>>東京ハブクリニックへの相談はこちら

まとめ

  • 男性更年期障害のセルフチェックでは「強い疲労感や無気力感」「気分の落ち込みやイライラ」などの身体・精神症状が日常生活に支障が出ているかどうかをチェックする。
  • 男性更年期障害の初期症状は個人差があるが、放置すると症状が悪化する可能性がある。不調が続くようであれば、できるだけ早く専門医に相談することが大切。
  • セルフチェックする際は、AMSスコア(男性更年期障害質問票)や病院や製薬会社が提供するWEBのチェック表を使用するのがおすすめ。より細かく検査したい場合は、自宅で行えるホルモン検査キットを活用する。

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東京ハブクリニック 院長紹介

鴨下

鴨下 一郎 1949年東京生まれ。心療内科医・医学博士。旭日大綬章受章。 1979年日本大学大学院医学研究科博士課程修了後、呼吸器疾患の診療に従事する中で身体的な症状の背景に潜む心の不調や精神的ストレスに着目し、心療内科の道へ。 32歳でクリニックを開業。心療内科医として、心の病気の診療にあたる。 「現代の心の病を治すには、まず社会病理を直す必要がある」と政治の世界を志し、1993年衆議院議員初当選。以後連続9回当選し、環境大臣、厚生労働副大臣、内閣官房参与(健康・医療戦略)等を歴任。「心療内科」の認可や公認心理師制度の推進などにも携わる。 2024年、「東京ハブクリニック」を開業。男性更年期障害の診察に力を入れている。 メディア出演、著書多数。

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