意味もなくイライラする…男性の「キレる」原因は更年期障害!?

些細なことでイライラしたり、急に怒りっぽくなったりすることはありませんか?

もしかしたら、それは男性更年期によるホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。

男性更年期は男性ホルモンの減少によって引き起こされる病気で、イライラの他にも、体力の低下や不安症など、さまざまな精神的・身体的な症状が現れます。

この記事では、男性更年期によるイライラの原因や対策について解説します。意味もなくイライラすることで悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね!

目次

意味もなくイライラするのは病気?更年期障害?

意味もなくイライラするのは、男性更年期障害を引き起こしている可能性が高いです。男性更年期障害はホルモンバランスの急激な変化によって引き起こされる病気で、身体的・精神的にさまざまな症状が見られるようになります。

男性更年期障害では、他にも下記のような精神症状が現れやすくなります。

  • 不安感や抑うつ
  • 感情の起伏が激しい
  • 集中力の低下
  • 記憶力の減退

男性更年期障害は「年のせいだから」と見逃されがちですが、症状が深刻化すると、うつ病や不安障害が進行し、最悪の場合には自殺に至ることもあるのです。

イライラする感情を軽視せず、早めに専門のクリニックへ相談することが大切です。

特定の人にイライラする原因は?

中年男性が特定の人に対してイライラを抱くことは、さまざまな要因が考えられます。

まず、対人関係のトラブルやコミュニケーションの不足に起因することが大半です。特に、職場や家庭内での役割におけるストレスが、特定の人物に対するイライラを引き起こします。また、過去の出来事に対する感情が影響することもあるでしょう。

さらに、自分自身の期待や価値観が相手に影響を与え、それがイライラに繋がることもあります。特定の人との関係を見直すためには自分の感情や価値観を理解し、関係改善に向けたコミュニケーションを築くことが必要です。

家族にも些細なことでイライラするのがしんどい…改善策3つ

「些細なことで家族に対してイライラ…」この感情が持続すると、家族との関係が悪化し、生活全体に影響を与えることになります。ここでは、家族との関係を改善し、イライラを軽減するための3つの方法を紹介します。

イライラ改善策①:生活習慣の改善 

生活習慣の改善は、イライラを改善するために欠かせません。特に下記の習慣を意識することが大切です。

  • 栄養のある食事:ビタミン、タンパク質、亜鉛などを中心にバランスよく摂取
  • 定期的な運動:筋肉量を維持する筋トレや30分程度の有酸素運動
  • 十分な睡眠:睡眠時間は7〜8時間を確保、規則正しい時間に就寝・起床
  • ストレス管理:心からリラックスできる趣味などを見つける

これらの習慣を見直すことで、イライラやストレスが軽減され、家族との関係も改善されるかもしれません。

イライラ改善策②:ホルモン補充療法(HRT)

ホルモン療法とは、男性ホルモン(テストステロン)の不足を補う治療で、更年期障害によるイライラを軽減するために特に効果的とされる手段の一つです。

1UPフォーミュラ (5%テストステロン・ゲル) と呼ばれる外用薬が処方されることが多く、皮膚に塗布して体内のテストステロンレベルを調整していきます。

ホルモン補充療法中は血液検査にてテストステロン値をチェックし、 副作用の確認も必ず行います。

この方法は専門医の指導のもとで行う必要がありますが、ホルモンバランスを正常に戻すことで、気持ちが安定し家族との関係も改善されることが期待できます。

イライラ改善策③:心理療法(カウンセリング・精神療法)

専門家によるカウンセリング・精神療法などの心理療法は、感情の持ち方やストレスへの対処法を学ぶために効果的です。専門家との対話を重ねることで自己理解が深まり、より健康的な感情表現を身につけられるようになるからです。

カウンセリングを繰り返すことで、自分の考え方や感情を客観視できるようになり、感情をコントロールしやすくなります。

心理療法を取り入れることで、イライラ感が和らぎ、家族とのコミュニケーションも円滑になる可能性があります。

意味もなくイライラするのを何とかしたい方は東京ハブクリニックへ

東京ハブクリニックは男性更年期障害に特化したクリニックです。

患者様一人ひとりの症状や状況に合わせて、ホルモン補充療法や心理療法のほか、生活習慣の改善のサポートをしております。

イライラする感情を改善したい方は、ぜひ一度東京ハブクリニックにいらしてくださいね。

>>東京ハブクリニックへの相談はこちら

まとめ

  • 意味もなくイライラするのは、男性更年期障害を引き起こしている可能性が高い。
  • 男性更年期障害では、他にも「不安感や抑うつ」「感情の起伏が激しい」「集中力の低下」「記憶力の減退」といった精神症状が現れやすくなる。
  • 男性更年期障害は見逃されがちだが、うつ病や不安障害が進行し、最悪の場合には自殺に至ることもあるため、決して軽視せず、早めに専門のクリニックへ相談することが大切。
  • 更年期障害によるイライラを軽減するために特に効果的とされるのは、テストステロンの不足を補う「ホルモン療法」。専門家の指導のもとであれば、治療が受けられる。

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東京ハブクリニック 院長紹介

鴨下

鴨下 一郎 1949年東京生まれ。心療内科医・医学博士。旭日大綬章受章。 1979年日本大学大学院医学研究科博士課程修了後、呼吸器疾患の診療に従事する中で身体的な症状の背景に潜む心の不調や精神的ストレスに着目し、心療内科の道へ。 32歳でクリニックを開業。心療内科医として、心の病気の診療にあたる。 「現代の心の病を治すには、まず社会病理を直す必要がある」と政治の世界を志し、1993年衆議院議員初当選。以後連続9回当選し、環境大臣、厚生労働副大臣、内閣官房参与(健康・医療戦略)等を歴任。「心療内科」の認可や公認心理師制度の推進などにも携わる。 2024年、「東京ハブクリニック」を開業。男性更年期障害の診察に力を入れている。 メディア出演、著書多数。

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