男性のオナニーの適切な頻度は?高齢になっても続けるのは体に悪い?

年齢を重ねるにつれて体の変化を感じ、男性更年期障害の症状に悩む方もいらっしゃるかもしれません。その中で、「オナニー」という行為について、若い頃とは違った疑問や不安を感じることはありませんか?

「若い頃と同じ頻度で続けても大丈夫なのだろうか」「年齢を重ねると体によくない影響があるのだろうか」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

そこで記事では、中年期以降男性に向けて、オナニーの適切な頻度や、年齢を重ねてもオナニーを続けてもよいのかなどの情報を分かりやすくお伝えします。

目次

中年男性のオナニーの適切な頻度

中年男性のオナニーの適切な頻度については、個人差が大きいため、一概に決められるものではありませんが、一般的な目安は週1〜3回程度とされています。

1日に複数回など頻度が高くなると、精力減退や性機能障害のリスクを高める可能性があるため、注意が必要です。

オナニーに心理的依存し日常生活への支障がある場合は、頻度を見直す必要があります。

高齢になってもオナニーを続けてもいいの?身体に与える4つの影響

正しい頻度であれば、継続しても問題ないとされています。むしろ、適度なオナニーは健康によい影響を与える可能性があります。ここでは、心身に与える影響について解説していきます。

オナニーの良い影響①:前立腺・心血管系の健康

高齢のオナニーは前立腺や心血管系の健康によい影響をもたらします。

例えば、定期的な射精は前立腺液の滞留を防ぎ、前立腺炎や前立腺がんなどのリスクを下げる可能性があります。

また、オナニー中の心拍数上昇は、軽い有酸素運動に似ており、循環器系の健康を保つ助けになるかもしれません。さらに、性的興奮と射精は一時的に血圧を上昇させますが、その後のリラックス効果で血圧が安定することもあります。

オナニーの良い影響②:ストレス解消・睡眠の質改善

効果的なオナニーはストレスや睡眠障害で悩んでいる方にも効果的です。

性的快感はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制し、代わりにリラックス効果のあるオキシトシンとプロラクチンの分泌を促進するからです。

また、セロトニンの分泌促進により、気分の安定化や軽度のうつ症状、不安感の軽減も期待できます。

これらの効果により、全体的なストレスレベルの低下と睡眠の質向上が期待できるでしょう。

オナニーの良い影響③:性機能の維持

定期的なオナニーは、高齢の男性にとって性機能を保つためにとても大切です。陰茎への血流を促進することで、勃起機能を維持する手助けになるからです。

また、オナニーは性的欲求や関心を持続させるのにも効果的です。適度な性的活動はテストステロンのレベルを保つのにも役立ち、全体的な性機能の健康をサポートします。

オナニーの良い影響④:長生きできる可能性

効果的にオナニーをする男性は、長生きする可能性があります。高齢男性のオナニーは、身体的にも精神的にもよい影響を与える可能性があるといわれているからです。

実際、ストレス解消や睡眠不足を改善するだけでなく、前立腺関連の病気や心血管系の大きな病気を予防する可能性もあります。

そのため、高齢であってもオナニーをやめる必要はなく、自分に合った頻度を意識して取り入れることが重要です。

中年以降の男性がオナニーをする際の注意点は?

中年以降の男性がオナニーをする際は、前述した通り過度な頻度を避けることが大切です。オナニーは、健康上によい影響をもたらすことがありますが、過度な頻度は逆効果となる可能性があるからです。

また、健康状態や体力に応じて最適な頻度は異なるため、自分にとって最適な頻度を知っておくことも大切です。

また、オナニーの最中や後に痛みや不快感などの異常を感じたら速やかに医療機関に相談するようにしましょう。

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まとめ

  • 中年男性のオナニーの一般的な目安は週1〜3回程度とされている。1日に複数回など頻度が高くなると、精力減退や性機能障害のリスクを高める可能性があるため、注意が必要。
  • 高齢の男性であっても、自分に合った頻度であれば、オナニーを継続しても問題ないとされている。むしろ、適度なオナニーは健康によい影響を与え、長生きできる可能性がある。
  • 健康状態や体力に応じてオナニーのおすすめ頻度は異なるため、自分にとって最適な頻度を知っておくことも大切。また、オナニーの最中や後に痛みや不快感などの異常を感じたら速やかに医療機関に相談する。

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東京ハブクリニック 院長紹介

鴨下

鴨下 一郎 1949年東京生まれ。心療内科医・医学博士。旭日大綬章受章。 1979年日本大学大学院医学研究科博士課程修了後、呼吸器疾患の診療に従事する中で身体的な症状の背景に潜む心の不調や精神的ストレスに着目し、心療内科の道へ。 32歳でクリニックを開業。心療内科医として、心の病気の診療にあたる。 「現代の心の病を治すには、まず社会病理を直す必要がある」と政治の世界を志し、1993年衆議院議員初当選。以後連続9回当選し、環境大臣、厚生労働副大臣、内閣官房参与(健康・医療戦略)等を歴任。「心療内科」の認可や公認心理師制度の推進などにも携わる。 2024年、「東京ハブクリニック」を開業。男性更年期障害の診察に力を入れている。 メディア出演、著書多数。

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