男性更年期は何科を受診すればいいのか?何の検査をする?

「男性更年期障害は何科で相談すればいい?」

男性の更年期障害の症状には身体的症状から精神的症状まで、さまざまな症状が発症するため、何科の病院に行けばいいのか分かりませんよね。

男性更年期障害に精通していないクリニックに行くと、適切な診察を受けられない可能性があるため、正しい診療科を選ぶことは大切です。本記事では男性更年期障害の診療科や検査方法などについて解説していきます。

目次

男性更年期障害は何科を受診すべき?

「もしかして男性更年期障害かもしれない」と感じた場合は、まず泌尿器科や内科を受診するのが一般的です。

あるいは、男性更年期障害の正確な診断やホルモン検査が可能な「男性更年期外来」を設けているクリニックもよいでしょう。

受診すべき診療科やクリニック選びで悩んだ際は、下記をチェックしましょう。

  • ホルモン検査でテストステロン値を測定できるか
  • 男性更年期障害の精通した医師が在籍している
  • 身体的症状から精神的症状に対応できる環境がある(心療内科やカウンセリングも行っている)

クリニックを見極めることで、適切な診断と治療を受けやすくなります。

男性更年期障害の検査ではテストステロン値などを検査する

男性更年期障害の検査では主に下記などが行われます。

  • 問診
  • 身体検査
  • 血液検査

それぞれ詳しく解説していきます。

男性更年期障害の検査①:問診

まず、担当医が患者さまの症状について詳しくヒアリングします。

状況に応じて、AMSスコア(男性更年期障害の診断に用いられている質問票)を使用することもあります。

精神的および身体的な症状を総合的に理解するためには、詳細な問診が不可欠です。患者さまが感じているストレスや生活習慣を考慮し、全体的な健康状態を確認していきます。

男性更年期障害の検査②:身体や精神状態の検査

身体や精神状態の検査では、下記などを行います。

  • 体重(肥満度)
  • 血圧
  • 筋力
  • 心理テストやカウンセリング(精神的な症状がある場合)

男性更年期障害では、体脂肪の増加(特に腹部の脂肪が増える)や筋力低下も症状の一つになるため、体重や筋力をチェックします。

また、テストステロンが減少すると、血圧の上昇による動脈硬化にもつながるリスクがあるため、血圧の検査も欠かせません。精神的な症状がみられている方は、心理テストやカウンセリングを実施して精神状態を評価します。

男性更年期障害の検査③:血液検査

血液検査を通して、テストステロンやその他のホルモン(FSH、LHなど)の値を測定し、ホルモンバランスの異常を評価します。

テストステロンの低下が認められると、更年期障害の可能性が高いと判断されるため、男性更年期障害の診断において欠かせない検査といえるでしょう。

更年期障害の男性がキレるときの対処法は?

男性更年期障害には、イライラや気持ちの不安定になるなど、感情の起伏が激しくなるという精神的症状が見られることがあります。

50代以上の上司や旦那など、身近の男性がキレやすくなったと感じた場合は、男性更年期障害のサインかもしれません。

一番の対処法は、泌尿器科、内科、男性更年期外来などを受診して適切な診断と治療を受けることです。

病院に行くほどではないと感じるのであれば、運動を取り入れたり、リラックスする方法を見つけたりして、生活習慣を見直すことをおすすめします。

男性更年期障害で受診する際の目安は?

下記のような症状が見られる場合は、クリニックを受診することをおすすめします。

  • 3ヶ月以上続く強い疲労感や無気力感
  • 性欲の低下や勃起不全が気になり始めた
  • 抑うつや不安によって、日常生活に支障をきたしている
  • 日常的な活動に対して、今までのようにエネルギーやモチベーションが湧かない
  • 明らかな体力や筋力の低下、体重の増加を感じる
  • 睡眠が十分に取れず、日中に眠気やだるさが出る

これらの症状は年齢のせいにしてしまう傾向がありますが、放置しておくと悪化して重篤な病気を引き起こすリスクもあります。

できるだけ早く泌尿器科、内科、男性更年期外来などを受診するようにしましょう。

男性更年期障害で何科に行くべきか悩んだら東京ハブクリニックへ

東京ハブクリニックは男性更年期障害を専門としたクリニックで、下記のような検査を行っています。

  • 精神的・身体的な症状を総合的に把握する問診
  • テストステロン値やその他のホルモンの値を把握する血液検査
  • 心理テストやカウンセリングによる精神状態の評価

男性更年期障害の専門知識を持つ医学博士であり院長の鴨下一郎が、身体的な問題から精神的な悩みまで幅広く相談に応じ、詳細な検査を行います。

更年期障害の症状を改善したい男性は、まず一度東京ハブクリニックにいらしてくださいね。

>>東京ハブクリニックへの相談はこちら

まとめ

  • 男性更年期障害を疑う場合は、まず泌尿器科や内科を受診するのが一般的。あるいは、男性更年期障害の正確な診断やホルモン検査が可能な男性更年期外来を設けているクリニックに行くのも良い選択。
  • クリニック選びで悩んだ際は、「テストステロン値を測定できるか」「男性更年期障害の精通した医師が在籍しているか」「身体的症状から精神的症状に対応できるか」をチェックする
  • 3ヶ月以上続く強い疲労感や無気力感や、日常生活に支障をきたすほどの抑うつなどを感じている場合は、できるだけ早く受診するとよい

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東京ハブクリニック 院長紹介

鴨下

鴨下 一郎 1949年東京生まれ。心療内科医・医学博士。旭日大綬章受章。 1979年日本大学大学院医学研究科博士課程修了後、呼吸器疾患の診療に従事する中で身体的な症状の背景に潜む心の不調や精神的ストレスに着目し、心療内科の道へ。 32歳でクリニックを開業。心療内科医として、心の病気の診療にあたる。 「現代の心の病を治すには、まず社会病理を直す必要がある」と政治の世界を志し、1993年衆議院議員初当選。以後連続9回当選し、環境大臣、厚生労働副大臣、内閣官房参与(健康・医療戦略)等を歴任。「心療内科」の認可や公認心理師制度の推進などにも携わる。 2024年、「東京ハブクリニック」を開業。男性更年期障害の診察に力を入れている。 メディア出演、著書多数。

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