勃起力・性欲が低下する原因は?高める方法やトレーニングを紹介

「以前のような性欲がなくなった」
「勃起力が低下してきた」

50代に入ってから、そんな悩みが増えてきたように思いませんか?

年齢を重ねると男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が減少するため、性欲や勃起力に変化が現れることは自然なことです。しかし、この変化は自信の喪失やパートナーとの関係に影を落とす可能性もあるでしょう。

この記事では、男性更年期障害による性欲や勃起力の低下について、その原因や具体的な対策、そして専門家への相談の重要性について解説します。自分自身と向き合い、より豊かな毎日を送るためのヒントを見つけていきましょう。

目次

勃起力や性欲が低下する主な3つの原因

中高年の男性の勃起力や性欲が低下する主な原因はテストステロンの減少、ストレスやメンタルヘルスの問題、生活習慣の乱れなどが挙げられます。

それぞれ詳しく解説していきます。

勃起力・性欲低下の原因①:男性ホルモン(テストステロン)の分泌量の減少

男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が減少すると男性更年期障害を引き起こし、勃起不全や性欲減退が見られるようになります。

テストステロンは性欲や勃起力、筋力維持に大きく関与しており、分泌量が減少するとこれらの機能が低下してしまうからです。

なお、テストステロンが不足すると疲労感や集中力の低下、抑うつ症状も引き起こされやすくなるため、早期の治療や生活習慣の改善が重要です。

勃起力・性欲低下の原因②:ストレスとメンタルヘルスの問題

過度なストレスや精神的な不安定さは、勃起力や性欲に直接的な悪影響を与えます。

ストレスが蓄積されると、副腎から分泌されるコルチゾールというホルモンが増加し、テストステロンの分泌を抑制してしまうからです。

また、勃起力が低下すると、自信を失うことがあり、パートナーとの関係にも影響を与えてしまいます。これが新たなストレスを生む原因となり、悪循環に陥ることも。

ストレス管理やメンタルケアを怠らず、必要に応じて専門家のサポートを受けることが重要です。

勃起力・性欲低下の原因③:生活習慣の乱れ

下記のように不規則な生活習慣は勃起力低下の大きな要因です。

  • 過度な飲酒や喫煙:血流を悪化させ勃起力に直結
  • 睡眠不足や偏った食生活:体力やホルモンバランスを乱し、性欲低下を招く
  • 運動不足による肥満:血流障害によってテストステロンの減少を引き起こす

悪習慣を断ち、バランスのよい食事や適度な運動を取り入れることが大切です。

勃起力を高めるトレーニングは?

中高年の男性が性欲や勃起力を高めるには、テストステロン(男性ホルモン)の分泌量を増やす必要があります。

そのため、一番おすすめの方法はクリニックでホルモン補充療法を受けることです。さらに運動や筋力を維持するためのトレーニングを併用するとより効果が期待できます。

ここでは、テストステロンの分泌量を促すトレーニングについて解説していきます。

勃起力を高める方法①:有酸素運動

有酸素運動では、全身の血流を促進しテストステロン(男性ホルモン)の分泌を促すだけでなく、糖脂肪燃焼効果も期待できます。

まずは、毎日30分程度のウォーキングまたは20分程度のジョギングやサイクリングがおすすめです。継続できるよう、無理のないペースで始めましょう。

勃起力を高める方法②:スクワット

スクワットは、勃起に必要な下半身の筋力を鍛えるトレーニングです。
具体的な方法は下記の通りです。

  1. 足を肩幅に開き、背筋を伸ばして立つ
  2. ゆっくり腰を下ろし、太ももが床と平行になるまで
  3. ゆっくり元の姿勢に戻る
  4. 10〜15回×3セットを目安に行う

下半身の血流を促進することで、テストステロンの分泌を促進する効果も期待できます。

勃起力を高める方法③:骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)

骨盤底筋トレーニングでは、排尿や排便、勃起などに関わる骨盤底筋を鍛えることで勃起の持続力向上が期待できます。
具体的な方法は下記の通りです。

  1. 尿を途中で止めるような感覚で骨盤底筋を収縮
  2. 5秒間収縮を保った後、5秒間リラックス
  3. これを1日10回×3セット実施

勃起力が低下している人は骨盤底筋も弱くなっている傾向があるため、できるだけ毎日継続するようにしましょう。

コンビニで買える精の付く食べ物はある?

精を付けたい場合は、下記のような栄養素を豊富に含む食材を積極的に取り入れるのがおすすめです。コンビニでも手軽に購入できる食材も複数紹介していきます。

  • ビタミンB:ゆで卵、納豆パック、バナナ
  • ビタミンE:ナッツ類
  • 亜鉛:ナッツ類、サバ缶
  • マグネシウム:バナナ
  • 鉄分:サバ缶

ただし、特定の食べ物を摂取したからといって、性欲が回復するということはありません。

上記の食べ物を積極的に取り入れながら、栄養バランスのとれた食生活を意識しましょう。

勃起力・性欲を高めたい男性は東京ハブクリニックへ

東京ハブクリニックは男性の更年期障害に特化した治療を行うクリニックです。患者様の症状やその原因に応じて、個別に最適な治療を提供しています。

性欲減退で悩んでいる方や勃起力を高めたい方は、ぜひ一度東京ハブクリニックにいらしてくださいね。

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まとめ

  • 男性の勃起力や性欲が低下する主な原因は「テストステロンの減少」「ストレスやメンタルヘルスの問題」「生活習慣の乱れ」などが挙げられる
  • 中高年の男性が性欲や勃起力を高めるのに一番おすすめしたい方法はクリニックでホルモン補充療法を受けること。さらに運動や筋力を維持するためのトレーニングを併用するとより効果が期待できる。
  • コンビニで買える精の付く食べ物には、ゆで卵、ナッツ類、バナナ、サバ缶などが挙げられる。ただし特定の食べ物に頼らず、栄養バランスのとれた食生活を意識することが大切。

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東京ハブクリニック 院長紹介

鴨下

鴨下 一郎 1949年東京生まれ。心療内科医・医学博士。旭日大綬章受章。 1979年日本大学大学院医学研究科博士課程修了後、呼吸器疾患の診療に従事する中で身体的な症状の背景に潜む心の不調や精神的ストレスに着目し、心療内科の道へ。 32歳でクリニックを開業。心療内科医として、心の病気の診療にあたる。 「現代の心の病を治すには、まず社会病理を直す必要がある」と政治の世界を志し、1993年衆議院議員初当選。以後連続9回当選し、環境大臣、厚生労働副大臣、内閣官房参与(健康・医療戦略)等を歴任。「心療内科」の認可や公認心理師制度の推進などにも携わる。 2024年、「東京ハブクリニック」を開業。男性更年期障害の診察に力を入れている。 メディア出演、著書多数。

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